どうもー管理人のアキです(^^)/。本日紹介するのはマンガ「鉄腕アトム」の最終回です。「鉄腕アトム」は不朽の名作ですが、あまりにも最終回が救いようなさ過ぎるのです。
この記事の概要
- 「鉄腕アトム」の最終回は悲惨!?
- 現代にも通じる内容!?
「鉄腕アトム」の最終回は、爆殺される!?
アニメ版「鉄腕アトム」のその後を描く!
「鉄腕アトム」は名作なので、幾度もリメイクや実写化、そして外伝が存在しています。
本記事で私が紹介するのは「アトムの最後」という外伝作品です。
いちお外伝作品という位置づけですが、タイトルの通りまさにアトムの"最期"が描かれていますので、実質的な最終回となります。
ちなみに「鉄腕アトム」の最終回はどうなるの?
では「アトムの最後」の全作品でもあり正統作品「鉄腕アトム」の最終回はどうなるのでしょうか。
1966年の大晦日に放映された「鉄腕アトム」の最終回をまずは紹介します。
作品内では、太陽が暴走しており地球が危ない状態になってしまいます。
そのため、アトムは太陽の暴走を食い止めるために、ロケットに乗って太陽に特攻するのです。
出典:https://www.youtube.com
そのロケットには太陽の暴走を抑止する物質が入っているので、地球は助かります。
しかし、アトムは太陽に飲み込まれてしまいます。
こうして「鉄腕アトム」は終わりを迎えます。
「鉄腕アトム」もなんだかんだで救いようがないような気がしますね(^_^;)
当時アニメ版「鉄腕アトム」は大人気作品で、平均視聴率30%を越えていました。
そのため、この最終回には子ども達からの批難が殺到してしまいます。
そこで、作者の手塚治虫は「アトムが宇宙人に助けられた」という設定を付け加えるのです!
こうして、ある意味「鉄腕アトム」の最終回は地球は守られ、さらにアトムも助かったというハッピーエンドで終わります。
「鉄腕アトム」本当の最終回「アトムの最後」
では、本当の最終回である「アトムの最後」を紹介していきます。
舞台は、ロボットが支配する未来の地球。
この世界において、人間はロボットよりも下の存在。
ロボットに奴隷にされたり、コロシアムで殺し合いをさせられるなど、人間はひどい扱いを受けているのです。
この状況に怒った主人公は、博物館にあるアトムを目覚めさせ、ロボットを倒してくれ!とお願いします。
そして、アトムはその願いを受け入れます。
出典:http://www.newsch.info
人間をむげに扱うロボットを倒しに行くアトム。
そして
出典:http://www.newsch.info
あっけなく爆殺されてしまいます。
あまりにも救いようがなさすぎますね・・・。
ちなみに主人公も・・・
ちなみにアトムにロボットを倒してくれ!と頼んだ主人公・丈夫はどうなるのでしょうか。
出典:http://www.newsch.info
主人公も殺されてしまいます・・・。
このような残酷な結末なので、「アトムの最後」は賛否両論となっています。
作者の手塚治虫自身も「陰惨でいやな気分になる」と評したほどです。
おわりに
いやーあまりにも救いようがない最終回ですね・・・。
宇宙人に助けられていたという後付けをしたにもかかわらず、結局アトムを殺してしまうというのはどういうことなのでしょうか笑。
ただ、少し現実味がありますよねこれ。
ロボットに支配され、奴隷のように扱われ、人間側についたロボットすらも無慈悲に殺される世界。
AIが発達している現代、こんな世界が来てもおかしくないのかもしれません・・・。
そういった点では、1970年にこんな世界を描いた手塚治虫はやっぱり天才ですね。