どうもです!管理人のアキです!本日紹介するのは漫画「タイガーマスク」の最終回です。この最終回、めちゃくちゃ切ないんですよ・・・。なぜ切ないのか、そして続編はどうなったかもしっかり説明します!
この記事の概要
- 漫画の枠を越えた「タイガーマスク」の人気
- 漫画「タイガーマスク」の切ない最終回とは?
漫画「タイガーマスク」の最終回は、主人公が事故死!?
漫画の枠を越える人気コンテンツとなった「タイガーマスク」
出典:http://na2ka4.blog.fc2.com
「タイガーマスク」は1968年から1971年まで漫画雑誌にて連載されていました。
メモ
ちなみに連載していた漫画雑誌は『ぼくら』『週刊ぼくらマガジン』『週刊少年マガジン』の3つです。もちろん3つ同時連載していたわけではありません。元々は『ぼくら』で連載していたのですが、途中で休刊となってしまったのです。そして、『週刊ぼくらマガジン』として再出発します。しかし、『週刊ぼくらマガジン』はわずか1年半で廃刊となり、『週刊少年マガジン』に統合されました。このような漫画雑誌のごたごたに巻き込まれる形で「タイガーマスク」は連載されていたのです。
原作は「巨人の星」「あしたのジョー」でお馴染みの梶原一騎です。
「タイガーマスク」、もはや誰もが一度は聴いたことがある名前ではないでしょうか。
タイガーマスクと言えばやはりプロレスですよね。
1981年に新日本プロレスからデビューしたタイガーマスクは一大ブームを巻き起こしました。
出典:http://qb-ch.com
ちなみに
私は最初「タイガーマスクがプロレスで人気だから漫画化された」と思っていましたが、実際は逆でした。漫画は1968~1971年、プロレスラー・タイガーマスクのデビュー年は1981年なので西暦を見ると一目瞭然ですね。
元々テレビアニメ「タイガーマスク2世」(「タイガーマスク」の続編)のタイアップでデビューしたタイガーマスク。
当時の人気は凄まじいもので、タイガーマスクの試合を中継した『ワールドプロレスリング』の視聴率は毎週ほぼ25%を記録していました。
もはや漫画に留まらない人気を得た「タイガーマスク」、はたして漫画版はどのような最終回を迎えてしまうのでしょうか。
漫画「タイガーマスク」の最終回は、切なすぎる事故死!?
ではさっそく、漫画「タイガーマスク」の最終回を紹介していきます。
「虎の穴」というレスラー養成機関の活動もおとなしくなり、タイガーマスクの中の人、伊達 直人は次のタイトルマッチを考えながら散歩していました。
「虎の穴」って?
出典:https://blogs.yahoo.co.jp/wolf_orphnoch7733
悪役レスラー養成機関であり、伊達直人(タイガーマスク)も所属していました。また、「タイガーマスク」の作品自体が人気になっていき、実在の選手を育成する場所の代名詞として「虎の穴」が広まったそうです。同人誌を扱う会社「とらのあな」もこの「虎の穴」が由来になっています。
そんな散歩をしている中で、自転車で通りがかりの少年を見つめていました。
出典:https://blogs.yahoo.co.jp/kaze2010_case_case
その自転車の少年は道路の真ん中で倒れてしまいます。
そんな矢先、トラックが転倒した少年を轢いてしまいそうになります。
出典:https://ameblo.jp/infocrazy
そして
出典:https://ameblo.jp/infocrazy
少年をかばって、伊達直人(タイガーマスク)は死んでしまうのです。
正体を明かさないために、最後に力を振り絞ってマスクを川に投げ捨てるのがなんとも言えない切なさを生み出しますね。
注意ポイント
ちなみにアニメ版の最終回では、伊達直人(タイガーマスク)が誰にも別れを告げずに飛行機で日本を去るという展開になっています。切ないけれど漫画版ほどではありませんね。
漫画「タイガーマスク」の続編はどうなったの?
漫画版では主人公の伊達直人(タイガーマスク)は死んでしまって幕は閉じます。
それでも「タイガーマスク」は人気作品なので続編が制作されることになります。
その続編というのが「タイガーマスク二世」です。
メモ
前述の通りアニメ版「タイガーマスク」は違う最終回です。そのため「タイガーマスク」の最終回は、主人公が死ぬバージョンと主人公が日本を去るバージョンの2通りがあるわけです。
では「タイガーマスク二世」はどちらの最終回からの続編だったのでしょうか。
「タイガーマスク二世」は主人公が死ぬ漫画版の最終回からの続編だったのです!
そのため「タイガーマスク二世」では最初に以下のコマがあります。
出典:http://dansyaku3rd.hatenablog.com
「タイガーマスク」の続編ということでファンは期待しました。
ファン
死んだはずの伊達直人が実は生きていたのではないか!?
そんな淡い期待はすぐさま壊されてしまいました。
おわりに
漫画「タイガーマスク」の最終回、いかがだったでしょうか。
主人公が死んで終わるってなかなか切ないですよね。
覆面レスラーだった主人公だからこそ、最後のマスクを投げ捨てるシーンには重みがありますね。
ちなみに、アニメ版の最終回を原作者の梶原一騎はそうとう気に入っていたようで、「こういう最終回を描きたかった」と語っていたそうです。
そのため漫画版の最終回は原作者にとってもあまり納得いかなかったのでしょうね。
★最後に「タイガーマスク」最終回の余談を☆
最後のコマは星になったタイガーマスクが描かれています。
このコマ、事は後年になって変化(修正)が加えられているのです。
一目瞭然ですね、そうです白黒逆になってるんです。
これ実は制作ミスで、白黒逆に印刷してしまったそうです。
たしかに、夜空なのに真っ白って変ですよねw