やぁ管理人のアキです!今日紹介するのは漫画「なるたる」の最終回です。この漫画、トラウマ描写が多いことで有名です。そんなトラウマ漫画の最終回が一体どうなるのか!?
この記事の概要
- トラウマ漫画「なるたる」について
- 「なるたる」の最終回は、あまりにも悲劇的!?
トラウマ漫画「なるたる」の最終回は、地球滅亡!?
漫画「なるたる」は優しい雰囲気を感じるけれど・・・
出典:https://www.youtube.com
漫画「なるたる」は1998年から2003年までに漫画雑誌「月刊アフタヌーン」にて連載されていました。
この漫画、絵柄だけ見るとすごく優しい雰囲気ですよね。
出典:https://buzzap.jp
この表紙だけを見ると、どこか少女漫画にさえも見えてしまいますね。
しかし、実際はグロシーンエロシーン満載のトラウマ漫画なのです!
あらすじは、小学6年生の主人公が謎の生き物に出会い、悪の組織と闘う物語です。
SFチックな物語と、少女漫画のような繊細の絵タッチ。
このような一般受けしそうな要素を詰め込んでおきながらも、実際はエログロシーン満載なのが勇気あって良いですねw
メモ
そもそも作者の鬼頭 莫宏(きとう もひろ)はこういう"陰鬱なSF作品"をつくるのが得意なんです。「なるたる」の後に描いた「ぼくらの」という作品もどこかシリアスで陰鬱な内容になっています(「なるたる」よりは控えめな描写になっていますが)。
出典:https://pc.video.dmkt-sp.jp
漫画史に残るトラウマ級のグロシーン
少しばかりですが、「なるたる」の有名なグロシーンを簡単に紹介します。
- ミミズジュース
- 試験管を体内に突っ込まれる
- 豚食い
この3つは作品内で最も有名なグロシーンでもあります。
ポイント
グロシーンとは言っても直接的には描かれていません!そのため読者の想像力がかき立てられ、逆にグロさを増すんですよね。
ちなみに、「なるたる」連載当時は作者の鬼頭 莫宏(きとう もひろ)は病んでいたことが、2007年10月15日掲載の『マンガ☆天国』
のインタビューで明らかになりました。
出典:http://manganohi.com:80/interview/6/4964.html
この"精神的な病み"が、「なるたる」の過激なグロシーンを生み出したのですね。
トラウマ漫画「なるたる」の最終回は、悲劇の展開に!?
では、さっそく「なるたる」の最終回を紹介します。
最終回の一話前は・・・
最終回の一話前である「第66話 能事終われり」では、主人公の玉依シイナが好きな男性に告白し、ハッピーエンドの雰囲気満載になっています。
最終回では主人公の玉依シイナの愛する男性(第66話でシイナが告白した人)が、シイナの能力を恐れる一般人によって銃殺されてしまいます。
出典:鉄人社「人気マンガ・アニメのトラウマ最終回」
愛する男性を殺された主人公の玉依シイナは絶望してしまいます。
そして
出典:鉄人社「人気マンガ・アニメのトラウマ最終回」
絶望したシイナは自分の能力を全開放して、地球人を皆殺ししてしまうのです。
結局、地球上には何一つ残ったものはない。
虚無の世界と化した星で、シイナは生きていくのでした。
この悲劇的な最終回に読者の感想は賛否両論だが・・・
この最終回、個人的には素晴らしいと思います。
メモ
ある意味地球滅亡で終わるので、打ち切りなのかと思う人が少なくないはず。ただ、2007年10月1日掲載の『マンガ☆天国』のインタビューで作者の鬼頭 莫宏(きとう もひろ)は最初からエンディングは決めていたと語っています。そのため打ち切りではなく、練られた最終回だったわけです。
出典:http://manganohi.com:80/interview/6/4963.html
「なるたそ」、いや鬼頭 莫宏(きとう もひろ)作品の繊細でありながらも残酷さを描いた作風が、最終回の地球滅亡によって最高点に達した気がします。
繊細さと残酷さが融合し、残った物は跡形もない地球。
私たち読者も、"とてつもない虚無感"を味わうことができますね。
ただ、賛否両論になっていることは確かです。
おわりに
トラウマ漫画「なるたる」の最終回、いかがだったでしょうか。
この漫画は深い内容になっており、様々な考察ができると思います。
ぜひ頭をフル回転させながら、「なるたそ」の世界に没入してみてください。
名作というのは、最終回を知っていても面白いですからね!